2019年03月25日

このブログの中で何回でてるその言葉。

みなさんこんにちは、

本当は24日担当だったのに、大遅刻かましました、

アフリカ座メンバー/乱痴気STARTER主宰

モローノ・モチャラティこと山元彩です。


ただいまのアフリカ座は、

4月に行われます、乱痴気STARTER本公演

『ヲタク七人』に向けて、稽古中でございます。


乱痴気STARTERはオタクユニットで、

今回のタイトルは『ヲタク七人』。



オタクオタクオタクオタクって、

もう頭ん中オタクがぐるぐるぐるぐる回ってる状態よ!



私がオタクの自覚を持ったのは、恐らく小学二年生くらいの頃だったと思うんですけれども、

当時はパズルゲーム『ぷよぷよ』が大ヒットしていたころでして、

私もスーパーのゲームコーナーにこっそり通っては、

おこづかいでプレイしていたものです。

はじめはかんたんモードのナスグレイブが全然倒せなかったものの、

なんとか倒せるようになったその次はゾウ大魔王で躓き、

最終的にはハードモードでサタン様を倒せるようにはなりました。

ちなみに、私のプレイスタイルはズラシでしたね。(分かる人には分かる。)


ゲームでは満足しきらなかった少女山元は、

本屋さんにて『ぷよぷよ公式アンソロジー本』というものをゲットします。

アンソロジーとは、パロディー漫画をいろんな作家さんが書いたのをまとめた本。ざっくりいうと、出版社が作った公式同人誌。


そう、これこそが私のオタクロード、いや、ファンロードが開いた瞬間でありました。(分かる人には分かる。)


小学校低学年のうちは、セーラームーンのイラストなんかを描くと、

友達がこぞって『描いて!』とリクエストしてくれて、

まあそれがうれしくて、毎日毎日友達に絵を描いてあげて、それがわたしのコミュニケーションツールでした。


しかしながら、

小学校高学年にもなりますと、

友達はおしゃれや異性に興味を持ち初めまして、

漫画が好きだとか、絵を描くのだとかが、妙に恥ずかしくなってくるんですよね。

ちょうど思春期ということも相まって、精神的にもややこしい頃合いに入り、

人と話が合わないことがコンプレックスになってきて

中学生に入ってからは、

「普通でいないといけないんだ」という強迫観念に駆られ、

隠れキリシタンの如くオタクであることをひた隠し、地味に隅っこで過ごす根暗少女生活を過ごすようになりました。

まあひた隠しと言っても、漏れ出ていたとは思うんですが。



今どきは、オタクもオープンになってきたものですが、

その当時はまだ、「オタクって気持ち悪い」という風潮があったんですよね。

まあ実際、そのころのオタクは、人とのコミュニケーションが下手な人が多かったですし。


そう、

この頃のわたしは、

好きなものを好き、ということを恥じていたんです。



それから大人になっても、

オタクであることは辞めませんでしたが、

表沙汰には、漫画アニメにはまりこんでいるというのは伏せたまま。



思えばこの頃は、

どこか自分は気取っていたというか、

やっぱりどこか嘘くさい人生で、

なにか、どこか、つまらなかったなと思います。


好きでも無いフランス映画を見てみたり、吉祥寺でカフェをたしなんでみたり。

いや、それらが悪いわけじゃあないんです。

問題は、

興味ないくせに、そういうハイカルチャーが好きというフリをしていたこと。

本当に好きなもののことはひた隠しにして。


いつ、それを辞めたか?


それは、中山さんに弟子入りして、まだ1年ほどのころだったと思います。

脚本、作品、いろいろなものの話をしていたときに、

たまたま話題に出たのが

『ジョジョの奇妙な冒険』。


実はその時点で、私はろくすっぽ『ジョジョ』を読んでいませんでした。

有名作品であることはわかっていたし、読んだら面白いんだろうなと思っていましたが、

何となく食わず嫌いをしていたんです。


どういう話だったのか、細かい流れは忘れました。

ただ、中山さんが『そんなに人気の作品なら、面白い理由があるはずだ。一回ちゃんと読んでみたら?』

と不意におっしゃったんです。

そこで私は、満喫にこもりまして、

ジョジョを第一部から読み始めました。


すると、まあ。

読める読める。進む進む。

気が付くと、その段階での最新話まであっという間に読破してしまって、

それまで読んでいなかった自分をたいそう反省したものです。

運命が変わったのは、このときです。


暫くして、中山さんと再びジョジョの話になりました。

その時の問答。


中山『ジョジョの何が良かった?』

モチャラティ『唇がセクシーなところです。』

読んでいない方には全く意味が分からないかもしれません。

ただ、これは当時のわたしの、荒木飛呂彦という人への最大限の賛辞であり、

正真正銘の本心でした。


ジョジョへの熱は上がるに上がり、

その冒険譚は自分の人生に影響を及ぼし始めました。

ジョジョが好きだということを公言するようになり、

ジョジョのキャラクターの台詞に人生を投影するようになりました。

そうしているうちに、作品作りにも『パロディ』『台詞回し』が出始めて、

そのころにはもう、オタクであることを隠すことはしなくなっていました。


そのころに生まれた作品が、乱痴気STARTERが今のスタイルになる決定的作品となった、

『ブルース・ウイルス』(第一作目)です。


乱痴気ははじめからオタクユニットだったわけじゃあないんですが、

類友とはよく言ったもので、自然と集まるメンバーが(主に)オタクばかりになりまして


あれな。

好きなもののことを好きと、

はっきり言うようになってから。

わたしには味方が増えました。

生きるって、

こういうことだね、父さん、母さん。


あるとき。

また師匠は言いました。



『誇り高いオタクになれ』



乱痴気STARTERは、オタクであれ。

ただし誇り高いオタクであれ。

気持ち悪さがかっこよさになる、それを選べるオタクであれ。

社会に不適合な人間たちばかりが集まっているけれど。

演劇においては、マイナスは武器になることがある。


その武器を持って舞台に立っていたら、

普段後ろ指さされるような奴らがスターになれる、それが演劇だと。


以来、

私たちは『誇り高いオタク』を目指して、

活動をしています。

好きなものを好きという。

専門家になる。

人々が魅了されるような、特殊性を持って活動をする。

乱痴気では、サブカルにお金をかけたり、休憩中にゲームをすることは、禁止ではありません。

むしろ勉強という意味では推奨しています。

但し、演劇という本分を失いそうになった場合は、

『品が悪いオタクになるな』と怒られますけど。

私たちは、サブカルにエネルギーを貰って、サブカルに感謝してやっていく。

そのうちに、自分たちがサブカルに還元できることを目指して。


徒然書いてたら長くなりましたが、

『ヲタク七人』は、そんなヲタクたちが、ヲタクという言葉を堂々冠しての作品です。

本作は、今までに比べて

パロディーが多いわけではありません。

いままでの作品に比べたらむしろ、少ないかもしれません。

ただ今回挑戦したいのは、

もっともっと深い意味での『オタクの在り方』であり、

オタクという人間の心のありようの表現です。

滑稽かもしれませんが、

この作品には、オタクの向こう側、人間味が詰まっているとおもいます。

私たちが、中山さんが描くのは、オタクというオブジェクトを使った、人間のすがた。


そう、

ヲタク七人、

これは、

人間讃歌であるッッッッッ!







いろいろと書きましたが、

個人的には乱痴気STARTERは、

演劇に触れたことのない人でも楽しめる、

やわらかい演劇だとおもいます。

アフリカ座入門にぜひてれてれきらきら

ご予約はHP内乱痴気STARTERページから。

みなさまのお越しを、お待ちしております!



モローノ・モチャラティ


芝居って愛だぜ。


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posted by africaza at 21:38| Comment(2) | 山元彩
この記事へのコメント
ブログ更新お疲れ様です!
長文でしたが、すんなり読めてしまいました。隠れキリシタンの如くとかとても共感できる所が多々ありました。
なんと!中山さん経由でジョジョに触れたんですね、それは初耳でした。
Posted by タカシ at 2019年03月25日 23:40
>タカシさん

世代で程度の違いはあれど、
オタクならばみんな経験があるかもしれませんね。

ジョジョは、そうなんですよ、あのときたまたま中山さんとジョジョトークしなかったら、
今ほどハマってなかったとおもいます。
Posted by モローノ・モチャラティ at 2019年03月26日 00:53
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